2014年6月15日日曜日

天神の教え(1)


 「古代史ブログ講座」開講にあたって
 Matのジオログ
 『My ブログ』
 《考古学&古代史の諸問題》 
 《参考:年表・資料》

 出典:歴史学講座「創世」:歴史研究家「小嶋 秋彦」

 課題:日本語になっている古代イスラエルの言葉
    ―「ありがとう」は「偉大なる神に感謝を」― 

 助言者の智恵

  一 二 三 四 五 六 七  八  九  十
  ひ ふ み よ いつ む なな やつ ここの とう

  石上神宮〔奈良県天理市布留町〕

 「先代旧事本紀」 天神本紀より抜粋

 天神御祖教詔曰、

 「若有痛處者、令茲十寶謂

  『一二三四五六七八九十』而布瑠部。

  由良由良止布瑠部 。

  如此爲之者、死人反生矣。」

 是則所謂布瑠之言本矣 。

 高皇産靈尊勅曰、

 「若有葦原中國之敵拒神

  人而待戰者、能爲方便誘欺防拒」而、令治平。

 令三十二人並爲防衛、天降供奉矣。

 《参考》「先代旧事本紀」 天神本紀の一部現代語訳

 天神の御祖神は、詔して、

 天孫の璽(しるし)である瑞宝十種を授けた。

 瀛都鏡(おきつかがみ)、一つ

 辺都鏡(へつかがみ)、一つ

 八握(やつか)の剣、一つ

 生玉(いくたま)、一つ

 死反(まかるかえし)の玉、一つ

 足玉(たるたま)、一つ

 道反(ちかえし)の玉、一つ

 蛇の比礼(ひれ)、一つ

 蜂の比礼、一つ

 品物(くさぐさのもの)の比礼、一つ

 というのがこれである。

 天神の御祖神は、

 次のように教えて仰せられた。

 「もし痛むところがあれば、

  この十種の宝を、

 一、二、三、四、五、六、七、八、九、十 

 といってふるわせなさい。

 ゆらゆらとふるわせよ。

 このようにするならば、死んだ人は生き返るであろう」

 これが“布留(ふる)の言(こと)”の起源である。

 ◎ 石上 いそのかみ

   「イソ」(Heb.)עץה,ITsH,ietsoh 助言、忠告、提言
       (Heb.)יעץ,YITs,yeits 助言する、勧告する、忠告する

   「カミ」(Heb.)קךבת,KMVT,kamut 数、数量
       (Heb.)קךה,KMH,kamuah 数個、数人、
          [疑問]いくつ、いくら、何人、何個

   [イソノカミ]助言の数

 ◎ 布留郡[布留]ふる・ふるへ

  「フル」(Heb.)הורה,HVRH,horah 
      教える、教授する、示す、指示する、命令する 

  「フルへ」(Heb.)הוראה,HVRAH,horauah        教えること、教育・命令、指令、
       指図、単語の意味、語義

  ※教えの単語の意義

 ◎ 由良 ゆら

  「ユラ」(Heb.)ירה,YRH,yrah, הורהの現形語、字義は同じ

 ◎ひ   ふ   み  よ   いつ 
  一   二   三  四  五  
  ひとつ ふたつ みつ よつ いつつ

  む   なな  やつ ここの  とう
  六  七    八  九    十
  むつ ななつ やつ ここのつ とう

  ※ヘブライ語はアラビア語と同じく右から書く

  (ほ)うと のここ つや なな、む つい(う)よ (い)み、ふ、ひ

  わが主よ

  印(を) (あなたが)刻まれた 記念碑 ~(本典)から
  助言者「(の) 知恵(は)

  ※助言者の知恵はあなたが印を刻まれた石の記念碑から、わが主よ

  [わが主よ、助言者(土師)の智恵はあなたがシナイ山において

  岩の石に刻んでモーセに与えられた

  十戒の石板である記念碑から始まったのですね]

 「ひとつ」の「とつ」(Heb.)דת,DT,dot 律法、信仰、宗教

 「ふたつ」の「たつ」(同じ)(Heb.)דת,DT,dot 律法、信仰、宗教

 「みつ」の「つ」(Heb.)ץו,TsV,tsau 命令、指図
   [よ・つ~ここのつ「つ」もおなじ]

 「とう」(Heb.)תו,TV,tuo 印、記号

  (Heb.)חכמה,HKhMA,hakhemah 知恵、知性、かしこさ
  (Heb.)מנטור,YVITs,yoiets 助言者、指導教師、顧問、相談役
  (Heb.)מִנְיָן, מניין,MNYN,minuayn (起源、出典)どこから
  מִנְיָן, מניין(Heb.),MNYN,minuayn 数、量 
  ※この数え言葉にこの類語があることは重要 

  単にこの言葉が「数」を表しているばかりでなく、

 宗教上、

 祈りの集会が行われる際には成年男子の10人が最少必要で

 その男子10人を数えることが行われていたはずであり、

 その「数え」のためにある人達が考え出した方法が

 「十戒」に意図を得て「一つ、二つ、~」といったものであろう。

 その成年男子10人を「ミニヤン」という。 

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