2013年11月16日土曜日

ミシャグチとソソウ神-5



 『武蔵一宮:氷川神社』

 Wikipedia:氷川神社

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 武蔵一宮:氷川神社・境内案内

  出典:「諏訪信仰の発生と展開」135頁
     古部族研究会・永井出版企画
     「穴巣始と外来霊」

 『竪穴斎屋の原始性霊』

 ミシャグチとソソウ神-5

  御室内部にしつらえた斎屋としては、

 「はきくみ」は神事内容において最重要な役割を

 果たしているように思われる。

 『旧記』を中心に追ってみると、

 次のような点が判ってきた。

 一、「穴巣始」から「御室御出」に至る冬期神事劇の拠点となる

   竪穴斎屋の御室の内部にしつらえられたもう一つの建築構造物である
 
   御左口神とソソウ神が婚姻し、孕む精霊の叢祠である。

 二、御室内部には、

   神事集団(五官祝)や氏人要人達が入る神体である大祝と、

   二次大祝である神使で、その神体を背後で見守る神長のみである。

   いわば玉座である。

 三、古諏訪祭政体の幼童の現人神・大祝が、

   ここに入って「大のっと」する重要な宣詞台である。

 四、一月一日、前年度の神使が、一年の神役を終るに際して、

   その座を退出することによって、

   神的状態を脱して、通常の人間的状態に服する人格転換の場である。

   逆に言えば、この座に入ることによって神性を帯びる神聖装置である。

  古諏訪祭政体の中枢をなす御左口神とソソウ神、

 神である大祝と審神者(さにわ)である神長が、

 厳冬期にこの土壙内の萩組の座に集中して相座する

 最秘所である点が判ってきた。

 おもしろいことに、タケミナカタ神などは、

 最も重要なこの場所に全然姿を現さず、

 古層なスピリットである御左口神とソソウ神が、堂々と占拠している。

 諏訪社の祭祀と仮家

 《参考》
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